ジメチコンのシリコーンとシリコン(ケイ素)の勘違い説

アトピー性皮膚炎に効果的であるジメチコン(ジメチルポリシロキサン)という素材があります。 ジメチコンはシャンプートリートメントなどに使用され、膜を張って保護する働きがあり、アトピーの部分に塗ることで皮膚の炎症を抑えることができます。 ジメチコンの中に優良な作用を持つシリコーンというものがあります。 シリコーンもシリコンもどちらもケイ素なのですが、商品が全く異なります。 シリカ水とかシリカというのはシリコンで、シリコーンは敏感肌などの保湿クリームに使用されるものです。

  • アベンヌ
  • キュレル
  • ロベクチン

間違ってもケイ素のサプリメントを飲んだり、シリカ水を飲んだり皮膚に掛けてもアトピー性皮膚炎の治療にはなりませんので混同しないようにしましょう。 これを知らないで、アフィリエイト目的なのでシリカ水を販売しようとするブログやサイトを見かけますが、効果はありません。

アトピー性皮膚炎の患者さんの爪に効果があるという話

参考:アトピーと爪の意外な関係性|シロノクリニック

爪の生え際には甘皮(クチクラ)という部分があります。 しかし、アトピーになると体質により甘皮が無くなることで爪が凸凹になったりして不格好になりやすくなります。 ケイ素やシリカ水を飲むことで、アトピー性皮膚炎が治るのではなく爪が普通の人と同じようになるという効果なようで多くの方に検索されているようです。 理屈上でもケイ素を飲むことで爪の成長を促進する効果があったり、乾燥から守ったり、指先のコラーゲンを活性化する作用があります。 AmazonでNOW社のケイ素のサプリメントを飲まれた方も、子供さんがアトピー性皮膚炎で爪だけは効果があったという書き込みでした。 実際に他サイトなどを見ると、アトピー性皮膚炎が治るとありますが、世界中の論文を見ても探しても見つからないのでこじつけだと思います。 ケイ素で世界で一番売れているのがドイツのシリシアという10年以上ランキング1位のサプリメントですが、その公式サイトですらアトピーについては書かれておりません。

 爪が割れる原因の記事まとめ

アトピー性皮膚炎ではなく唇に発生するヘルペスには効果があります

公式サイトを見ると、爪、髪、肌、そしてヘルペスに効果がありますと書かれています。 これは海外の研究論文でもケイ素が医薬品の代替えになるくらいジェルとして塗布するとヘルペスの治療になると認められています。 ヘルペスとアトピー性皮膚炎の合併症のケースは多く、ケイ素やシリカ水が効果があるのではというのはこれが原因だとも考えられます。 日本のAmazonではケイ素のジェルタイプを海外個人輸入できないようですが、オオサカ堂のようなサイトでクレジットカードで購入することができるようです。 アトピーとヘルペスの合併にケイ素が良いという話が元ネタで、アトピー性皮膚炎が治るわけではないということです。

アトピー性皮膚炎の原因とケイ素は関係がない

アトピー性皮膚炎の原因の50%は遺伝要素であるとwikipediaにも書かれています。 残り50%は2018年現在でも原因不明で、アトピーという言葉の語源がギリシャ語で「特定されてない」「奇妙な」という意味なので、改善するのに困難な病気です。 ケイ素は皮膚のターンオーバーの活性化に役立ちコラーゲンを一気に増やしたりして炎症を抑えるのではと期待されがちですが、関連付けた信頼できる臨床試験はありません。

 【研究データ】ケイ素(シリカ)の効果効能が判明

このページの先頭へ